2011年02月20日

泡盛の価格1

泡盛の価格1
泡盛と、ひとくちに言ってもそのカテゴリーは実にバラエティーにとんでいて度数も20度前後のマイルドタイプから60度(酒税法上正確には泡盛は46度未満、それ以上は原料用アルコールと表記する)、熟成年数も新酒から30年、40年モノまでと実に多種にわたっています。
当然その価格も「ピンキリ」です。一般には25度、30度の新酒720mlで600円~1000円前後(県内価格)。これに古酒がブレンドされる事によって価格が上がってきます。40度以上になると熟成年数も幅広くなってきますのでその価格は、まさに「ピンキリ」です。
10年古酒となると安くても3000円以上、15年、18年、20年と熟成された泡盛は5000円~10000円前後、中には数万円というのもあります。
必ずしも同じ容量、度数、熟成が一緒だからといって同じ様な価格帯とは限りません。
そこは酒造所さんの色々な事情があるかと思いますが、これからの業界の課題のひとつでしょうね。
入手しにくい泡盛に破格のプレミアが付くのも問題アリ。

本土の焼酎に比べて若干価格が安いのは復帰特別措置法のおかげ。それも来年の春に終了という事ですが、そこからが本当の泡盛業界の正念場です。


ショップはこちら 泡盛ネットショップオキナワ
http://awamori-okinawa.ocnk.net/


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Posted by おとなてんちょー at 01:08│Comments(2)関連情報
この記事へのコメント
初めまして?メールでは!
時々お邪魔してます、土木屋です。お店にお邪魔した際、おとなてんちょーから、勉強させていただいてます。その影響もあって、カーミ模合を考えてますよ。
さて、泡盛の素晴らしさをより多くの皆様にわかっていただきたいのに、来春特措法がきれ単価増になるのは、消費の面も含めかなり影響が出てくると思います。個人的な意見ですが、酒造所の皆様も「とぅるばっててはダメ(悪意はありません。)」、各々の垣根を越えて、県外の方へ積極的にアピールが必要だと思います。頭の中で考えてるばかりでは、前進しないと思います。熟考を重ね、それを実行し「実現する」・・・是非そう願いたいです。 私も微力ながら応援します。 島酒最高~! 乱文失礼しました。
Posted by 哲珍 at 2011年02月24日 14:52
哲珍さん
初めまして?多分あのお方だとは思いますが確信できないので今度お会いしたときにお声かけてください(笑)。
泡盛の持つ「ポテンシャル」は計り知れないものがあると思います。後はそれをどう生かしていくかというのは酒造所のみならず沖縄県全体の問題でしょうね。たとえば樽貯蔵の泡盛の風味には独特の香ばしさがあり泡盛文化のひとつのジャンルとして確立していますが、樽からの分泌物による琥珀色の「濃さの度合い」は厳しく制限されており泡盛の持つ可能性が抑えられています。ウイスキー大国との貿易におけるある種の圧力でしょうか?他にも色々、取り組むべき課題は多いと思いますが、それこそ「のびしろ」がまだ多く残されているという事。可能性は無限大です。ガンバレ泡盛!がんばれ沖縄!
Posted by おとなてんちょー at 2011年02月24日 20:10
 
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